口やのどの乾燥

粘膜を傷つけないよう、水分が多くやわらかく、刺激の少ないものを。

基本

薬など治療の影響、ある種の疾患(シェーグレン症候群など)、また加齢によって唾液が出にくくなることがあります。唾液は口・のどの湿潤環境を保ち、抗菌の作用も持ちます。乾燥によって口やのどの傷がひどくなり痛まないよう、水分が多くやわらかく、刺激の少ないものをとりましょう。

対応

①口の中を湿らせましょう。
食事は、汁気の多いものを選ぶ、汁物と食べるなどするとよいでしょう。

②刺激の少ないものを選びましょう。
痛まないように、刺激物や堅いものをさけましょう。

③口の中をきれいにしておきましょう。
抗菌成分も含んでいる唾液が出ないので、うがいをこまめにして、口の中をきれいにしておきましょう。

食事のヒント

①食事には汁物や飲み物を添えるとよいでしょう。

②主食はやわらかいご飯、おじやなど、パンはスープに浸すなどするとよいでしょう。

③おかず(主菜・副菜)は、やわらかくし、とろみあんや少量の脂肪分(マヨネーズ)を使うとよいでしょう。卵豆腐や温泉卵なども、たんぱく質源として便利です。

④刺激の強い、味が濃いもの(甘すぎるなども)、酸っぱいもの、香辛料などや、熱いもの、固いもの(揚げ物の衣など)は、さけましょう。

たとえばどのようなもの?
汁気の多いもの
やわらかいもの
薄味のもの
汁物 など

教えてくれた先生
医学博士・管理栄養士   鈴木礼子 先生

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